今回は《ティアラメンツ》カードの効果処理・裁定について解説していこうと思います。
内容は初心者向け~上級者向けまで幅広い内容でお伝えできればと考え記載しました。
効果処理の仕方はなるべく詳しく理由も書いていますので特に初心者の方は一読して頂ければと思います。
公式Q&A↓↓↓
- ティアラメンツ・メイルゥ
- ティアラメンツ・ハゥフニス
- ティアラメンツ・シェイレーン
- ティアラメンツ・レイノハート
- ティアラメンツ・キトカロス
- ティアラメンツ・ルルカロス
- ティアラメンツ・カレイドハート
- 壱世壊=ペルレイノ
- 壱世壊に渦巻く反響
- 壱世壊を劈く弦声
- 壱世壊を揺るがす鼓動
- 壱世壊に軋む爪音
- 壱世壊に奏でる哀唱
- 壱世壊に澄み渡る残響
ティアラメンツ・メイルゥ
レベル2/闇属性/水族/ATK800/DEF2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。融合モンスターカードによって決められた、墓地のこのカードを含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から好きな順番で持ち主のデッキの下に戻し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
<Q&A>
質問はコメント欄まで。できる範囲でお答えします。
ティアラメンツ・ハゥフニス
レベル3/闇属性/水族/ATK1600/DEF1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:相手がフィールドのモンスターの効果を発動した時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。融合モンスターカードによって決められた、墓地のこのカードを含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から好きな順番で持ち主のデッキの下に戻し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
<Q&A>
Q1.効果➀に対して<灰流うらら>をチェーンすることはできますか?
A1.できます。効果➀の中に「自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。」効果があり、<灰流うらら>の「デッキからカードを墓地へ送る効果」が条件を満たしているためチェーンすることができます。なお、効果そのものが無効になるためデッキからカードを墓地へ送る効果だけでなく、特殊召喚も無効になります。
Q2.相手が<ティアラメンツ・メイルゥ>の効果を発動し、それにチェーンして<壱世壊を劈く弦声>を発動してきました。相手がモンスター効果を発動しているのでこのカードの効果➀を発動したいのですがチェーンが組めません。何故でしょうか?
A1.<メイルゥ>が召喚されたときに<メイルゥ>効果➀と<弦声>効果➀は同時に発動条件を満たします。複数のカードが同時に効果を発動できる場合そのカードがチェーンを組み終わるまで他のカードはチェーンを組むことができません。そして、<メイルゥ>→<弦声>の順でチェーンを組んだ場合、<ハゥフニス>の効果➀は【時の任意効果】であるためタイミングを逃しているので効果を発動することができません。
【※補足※】
『~時、~発動できる。』効果は、発動条件を満たした直後にしか発動できません。今回の例で言えば<メイルゥ>の効果が発動した直後は発動条件を満たしているわけですが、その後<弦声>の効果がチェーンされているので条件を満たさなくなってしまったというわけです。
ティアラメンツ・シェイレーン
レベル4/闇属性/水族/ATK1800/DEF1300
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分メインフェイズに発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、自分の手札からモンスター1体を選んで墓地へ送る。その後、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。融合モンスターカードによって決められた、墓地のこのカードを含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールド・墓地から好きな順番で持ち主のデッキの下に戻し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
<Q&A>
質問はコメント欄まで。できる範囲でお答えします。
ティアラメンツ・レイノハート
レベル4/水属性/戦士族/ATK1500/DEF2100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ティアラメンツ・レイノハート」以外の「ティアラメンツ」モンスター1体を墓地へ送る。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚し、自分の手札から「ティアラメンツ」カード1枚を選んで墓地へ送る。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
<Q&A>
Q1.手札に1枚だけ「ティアラメンツ」カードがある状態で効果➁を発動しました。それにチェーンして<壱世壊を揺るがす鼓動>を発動し、手札の「ティアラメンツ」カードを捨てました。このとき、手札には「ティアラメンツ」カードがありませんがこのカードは特殊召喚できますか?
A1.特殊召喚できます。効果の発動を宣言した時に条件を満たしているのでこのカードは特殊召喚された後、『手札から「ティアラメンツ」カード1枚を選んで墓地へ送る』効果の部分だけが適用されません。
ティアラメンツ・キトカロス
レベル5/闇属性/水族/ATK2300/DEF1200
「ティアラメンツ」モンスター+水族モンスター
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ティアラメンツ」カード1枚を選び、手札に加えるか墓地へ送る。②:自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。自分の手札・墓地から「ティアラメンツ」モンスター1体を選んで特殊召喚し、対象のモンスターを墓地へ送る。③:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。
<Q&A>
Q1.自分フィールドの<ティアラメンツ・メイルゥ>を対象にして効果➁を発動しました。それにチェーンして<死者への供物>を発動され、<ティアラメンツ・メイルゥ>が破壊されました。このとき、『自分の手札・墓地から「ティアラメンツ」モンスター1体を選んで特殊召喚』することはできますか?
A1.特殊召喚できます。効果の発動宣言を終えているので『自分の手札・墓地から「ティアラメンツ」モンスター1体を選んで特殊召喚し、』は処理され、『対象のモンスターを墓地へ送る』部分だけが適用されません。
Q2.自分フィールドの<ティアラメンツ・メイルゥ>を対象にして効果➁を発動しました。それにチェーンして<月の書>を発動され、<ティアラメンツ・メイルゥ>が裏側守備にされました。このとき、『対象のモンスターを墓地へ送る』効果はどうなりますか?
A2.墓地へ送られます。裏側になってもフィールドに存在しているので効果通りに処理されます。
Q3.自分フィールドの<ティアラメンツ・メイルゥ>を対象にして効果➁を発動しました。それにチェーンして<強制脱出装置>を発動され、<ティアラメンツ・メイルゥ>が手札に戻りました。このときの効果処理はどうなりますか?
A3.効果の発動宣言を終えているので『自分の手札・墓地から「ティアラメンツ」モンスター1体を選んで特殊召喚し、』は処理され、『対象のモンスターを墓地へ送る』部分は対象のモンスターがフィールドに存在していないので墓地へは送られません。なお、デッキ・除外ゾーン・EXデッキへ行った場合も同様に墓地へは送られません。
ティアラメンツ・ルルカロス
レベル8/水属性/水族/ATK3000/DEF2500
「ティアラメンツ・キトカロス」+「ティアラメンツ」モンスター
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカード以外の自分の水族モンスターは戦闘では破壊されない。②:モンスターを特殊召喚する効果を含む効果を相手が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。その後、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「ティアラメンツ」カード1枚を選んで墓地へ送る。③:融合召喚したこのカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
<Q&A>
Q1.相手が<妖精伝姫-シラユキ>効果➁を発動して特殊召喚しようとしたので効果➁をチェーンしました。このときの効果処理はどうなりますか?
A1.発動は無効にしていますが破壊はしていないので『その後、~』以降の効果は適用されません。
【”その後”以降の効果が適用されないケース】
・手札から別のゾーンへ移動して発動している(例//雷鳥龍)
・墓地で発動している(例//粋カエル)
・除外ゾーンで発動している(例//雷獣龍)
・デッキに戻して発動している(例//剣闘獣)
ティアラメンツ・カレイドハート
レベル9/闇属性/悪魔族/ATK3000/DEF3000
「ティアラメンツ・レイノハート」+水族モンスター×2
このカードは融合素材にできない。このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合、またはこのカードがフィールドに存在する状態で、水族モンスターが効果で自分の墓地へ送られた場合、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚し、デッキから「ティアラメンツ」カード1枚を墓地へ送る。
<Q&A>
Q1.<ドラグマ・パニッシュメント>の効果でこのカードを墓地に送りました。効果によって墓地へ送られているので効果➁を発動できますか?
A1.発動できません。1度も正規の方法で召喚(このカードの場合は融合召喚)されていないカードを特殊召喚することはできません。
壱世壊=ペルレイノ
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」1体を手札に加える事ができる。②:自分フィールドの融合モンスター及び「ティアラメンツ」モンスターの攻撃力は500アップする。③:自分のフィールド・墓地の「ティアラメンツ」モンスターがデッキ・EXデッキに戻った場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
<Q&A>
Q1.効果③にチェーンして<サイクロン>の効果で破壊されましたが、この場合の処理はどうなるのでしょうか?
A1.フィールド魔法・永続魔法・永続罠はそのカードの効果処理時にフィールドに存在していない場合、効果は適用されません。
壱世壊に渦巻く反響
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分のデッキ・墓地から「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」1体を選んで特殊召喚する。その後、種族または属性がこの効果で特殊召喚したモンスターと同じとなる自分フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合、除外されている自分の「ティアラメンツ」罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
<Q&A>
Q1.<アンデットワールド>発動中にこのカードの効果➀で<ティアラメンツ・メイルゥ>を特殊召喚しました。このとき『種族または属性がこの効果で特殊召喚したモンスターと同じとなる~』で参照する種族は水族orアンデット族のどちらになるのでしょうか?
A1.アンデット族。(特殊召喚した後に種族を参照するため。)
壱世壊を劈く弦声
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドにモンスターが召喚・特殊召喚された場合に、自分フィールドに「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」が存在していれば発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。このターン、相手フィールドのモンスターの攻撃力は500ダウンする。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ティアラメンツ」罠カード1枚を手札に加える。
<Q&A>
質問はコメント欄まで。できる範囲でお答えします。
壱世壊を揺るがす鼓動
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。その後、自分の手札を1枚選んで墓地へ送る。自分フィールドに「ヴィサス=スタフロスト」が存在する場合、この効果の対象を2枚にできる。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合、自分の墓地の「ティアラメンツ」罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
<Q&A>
Q1.相手が発動した通常魔法カードに対してこのカードを打つことは可能でしょうか?
A1.通常魔法・速攻魔法・通常罠カードは発動後に墓地へ送られるため対象に取ることができません。このカードが対象に取ることができるのは【セットされているカード】【装備魔法】【フィールド魔法】【永続魔法】【永続罠】になります。
【※補足(例)※】
セットされている<無限泡影>を対象にこのカードを発動し、それにチェーンして<無限泡影>を発動した場合、発動後、<無限泡影>は墓地に送られるためデッキに戻りません。そのため、このカードの『その後、自分の手札を1枚選んで墓地へ送る。』効果は適用されません。
⇒相手に<壱世壊を揺るがす鼓動>を発動されて手札を1枚墓地に送らせたくない場合は、効果が無意味でも対象になったカードを発動しましょう。(←意外と使えるプレイングなので覚えておきましょう!)
壱世壊に軋む爪音
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分フィールドに「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」が存在する場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。その後、デッキから「ティアラメンツ」モンスター1体を墓地へ送る。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合、自分の墓地の「ティアラメンツ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
<Q&A>
Q1.このカードの効果で対象になったモンスターに対して<月の書>が発動されました。この場合の処理はどうなりますか?
A1.このカードの効果で裏側守備表示にできなかったので『その後、デッキから「ティアラメンツ」モンスターを1体墓地へ送る』効果は適用されません。
もちろん、対象のモンスターが【墓地に送られた】【除外された】【EXデッキに戻った】【デッキに戻った】【手札に戻った】場合も適用されません。
壱世壊に奏でる哀唱
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」が存在する場合、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果を無効にする。その後、自分フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ティアラメンツ」モンスター1体を手札に加える。
<Q&A>
Q1.このカードの効果で対象になったモンスターに対して<月の書>が発動されました。この場合の処理はどうなりますか?
A1.このカードの効果で対象になったモンスターの効果を無効にできなかったので『その後、自分フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る』効果は適用されません。
もちろん、対象のモンスターが【墓地に送られた】【除外された】【EXデッキに戻った】【デッキに戻った】【手札に戻った】場合も適用されません。
Q2.自分フィールドに<ティアラメンツ・メイルゥ>1体しか存在しない状況でこのカードの効果➀を発動しました。それにチェーンして<死者への供物>を発動され自分フィールドのモンスターが0体になりました。この場合の効果処理はどうなりますか?
A2.墓地へ送れるモンスターが存在しなくなりましたが効果の発動宣言は終えているのでそのまま効果処理が行われます。この場合、対象のモンスターの効果が無効化され、自分フィールドにモンスターが存在しないため『その後、自分フィールドのモンスター1体を選んで墓地へ送る』効果は不発になります。
壱世壊に澄み渡る残響
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分フィールドに「ティアラメンツ」モンスターまたは「ヴィサス=スタフロスト」が存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし、そのカードを持ち主のデッキに戻す。その後、自分の手札からモンスター1体を選んで墓地へ送る。②:このカードが効果で墓地へ送られた場合、除外されている自分の「ティアラメンツ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
<Q&A>
Q1.<次元の裂け目>が発動中に<ティアラメンツ・メイルゥ>の効果➀で<ティアラメンツ・ハゥフニス>が除外され、<壱世壊に澄み渡る残響>が墓地に行きました。同時に墓地・除外ゾーンへそれぞれカードが送られていますが、<壱世壊に澄み渡る残響>の効果➁で除外された<ティアラメンツ・ハゥフニス>を手札に加えることはできますか?
A1.手札に加えることができます。<壱世壊に澄み渡る残響>の効果➁は<ティアラメンツ・メイルゥ>の効果処理後に発動条件を満たしているかどうか確認するのでそのとき既に<ティアラメンツ・ハゥフニス>は除外ゾーンに存在しているため発動することができます。