FOMCは無事通過出来ましたが、まさかあのタイミングで爆弾が投下されるとは…。
「米中協議に暗雲立ち込める情報」、FOMCで徹夜していたのであれには全然対応できませんでした。
含み損が大きくなってしまったのは残念ですが、来週戻ることを信じて今週の振り返りを行います。
※内容は時系列毎に記載しています。
※当ウェブサイトは相場予想やその他情報を掲載しておりますが、その正確性については一切保証せず、またこちらの情報を用いたことによる、いかなる損害に対しても補償の責を負いません。必ずご自身の判断でお取引いただくようお願い申し上げます。
月曜日:10月28日
《窓開け:なし》
人民元:1ドル=7.0762元
通貨 | 内容 |
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AUD |
格付け会社フィッチがオーストラリアの格付けを「AAA」とした。見通しは「安定的」とした。 |
GBP |
トゥスクEU大統領 「1月31日までのブレグジットの延期を確認」
英議会はジョンソン英首相が提案した早期の総選挙を求める動議を否決した。 |
火曜日:10月29日
人民元:1ドル=7.0617元
通貨 | 内容 |
---|---|
AUD |
ロウRBA総裁 「必要ならば政策委員会は様々な金融緩和政策を準備している」 「世界的な金利下げトレンドや豪ドルの上昇を無視することができない」 |
ZAR |
ゴーダン公共企業相 「エスコムの分割は遅くても2020年3月までに行う」 「政府はエネルギーギャップを埋めるために更に2000メガワットの電力を入手する」 |
GBP |
トゥスクEU大統領 「EUはブレグジットの期限延期を正式に採択」 「期限の延期は今回が最後となるかもしれない」
英議会は12月12日に総選挙を実施する法案を可決した。 |
水曜日:10月30日
人民元:1ドル=7.0582元
通貨 | 内容 |
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TRY |
米下院はトルコ高官や国営銀行などへの制裁案を超党派による圧倒的多数で可決した。 |
USD |
チリが11月中旬に予定されているAPEC首脳会談をキャンセルした。 |
USD |
FOMCは政策金利を1.50-1.75%に引き下げることを決定。(予想通り)
声明では、前回の「景気拡大や力強い労働市場、対称的な2%目標近くのインフレの維持に向けて適切に行動する」との文言が削除された。また、パウエル議長から追加利下げについての言及はなかった。 |
木曜日:10月31日
人民元:1ドル=7.0533元
通貨 | 内容 |
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JPY |
日銀は当座預金のうち政策金利残高に対する0.1%のマイナス金利を維持すると発表した。 →黒田日銀総裁の発言に目新しいものはなく、日本は今後も保守的に行動していくと思われる。というより、弾がほとんどないから動けない…。 |
USD |
中国はトランプ大統領との長期的な貿易交渉に対して疑問がある、と一部通信社が報じた。それに伴い108円65銭から35銭ほどまで急落した。 →情報はブルームバーグが出したようだが、その出所は不明。 |
USD |
米下院はトランプ米大統領の弾劾調査プロセスの条件を定めた決議案を可決した。 |
金曜日:11月1日
人民元:1ドル=7.0437元
通貨 | 内容 |
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USD |
失業率:3.6%(予想3.6% / 前回3.5%) 平均時給(前月比):0.2%(予想0.3% / 前回±0.0%) 平均時給(前年比):3.0%(予想3.0% / 前回2.9→3.0%) 非農業部門雇用者数変化:12.8万人(予想8.9万人 / 前回13.6→18.0万人) 米ISM製造業景気指数:48.3(予想48.9 / 前回47.8) ⇒上昇後、レンジに。非農業部門雇用者数変化が予想よりも良かったことと前月分が上方修正されたことが要因。 |
USD | 米中の電話協議で原則コンセンサスに達した、との報道があった。 |
ZAR | 格付け会社ムーディーズが南アフリカの格付けを「BAA3」とした。また、見通しは「安定的」から「ネガティブ」に変更した。 |
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仲値・最高値・最安値
10/28 | 10/29 | 10/30 | 10/31 | 11/1 | |
---|---|---|---|---|---|
最高値 | 109.04円 | 109.069円 | 109.286円 | 108.901円 | 108.325円 |
仲値 | 108.80円 | 109.00円 | 108.87円 | 108.88円 | 108.03円 |
最安値 | 108.660円 | 108.755円 | 108.720円 | 107.928円 | 107.888円 |
<仲値を中心とした乖離率>
10/28 | 10/29 | 10/30 | 10/31 | 11/1 | |
---|---|---|---|---|---|
最高値-仲値 | 63.2% | 22.0% | 73.5% | 2.2% | 67.5% |
仲値-最安値 | 36.8% | 78.0% | 26.5% | 97.8% | 32.5% |
<最高値・最安値の時刻>
10/28 | 10/29 | 10/30 | 10/31 | 11/1 | |
---|---|---|---|---|---|
最高値 | 1時~2時 | 9時~10時 | 3時~4時 | 6時~7時 | 2時~3時 |
最安値 | 18時~19時 | 0時~1時 | 4時~5時 | 2時~3時 | 10時~11時 |
今週の所感
週前半はFOMC前ということもあり、狭いレンジで推移していました。上を試すような動きもなく、108.100より上が重いという印象を受けました。FOMC後も特に目立った動きはありませんでしたが、「中国はトランプ大統領との長期的な貿易交渉に対して疑問がある」という報道が流れ、一気にリスクオフの動きになりました。金曜日には雇用統計もありましたが、良い結果にも関わらず上値が重くなっていました。午前2時頃に「米中の電話協議で原則コンセンサスに達した」という内容を受け、一時108.35ほどまで買い戻されました。
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11/4~11/8の予想
予想値幅:106.50円~109.30円
ポジティブ要素
米中協議の見通しが良くなったことで、リスクオフで落ちていた相場も来週は落ち着きを取り戻し、買い戻しの動きが出る可能性が出てきました。今後も要人の発言で上下することはあると思いますが、基本は上目線。
ネガティブ要素
市場が閉まってから南アフリカの格付けが発表され、これに対し窓開けどのように反応するのかが気になるところ。ランクは変わらなかったものの、見通しが「安定的」から「ネガティブ」に変更されたことでリスクオフの動きが出る可能性がある。日本が祝日ということもあり、流動性の低下からランド円が大きく下げた場合、ドル円にも波及する可能性があるので窓開けの動きには注意が必要だと思います。
取引:~108.00L / ~108.35S、108.35より上は状況に応じて