【FX】相場の中心は”新型コロナウイルス”!終わりの見えないリスクオフにどう対応すべきか? | 【週次報告2020年2月2日】

先週ブログに書いた通り、ショート攻めがかなり効きました。

 

今週は色んな意見がありましたが、自分のファンダ分析を信じて結果が出たので自信に繋がる1週間となりました(^O^)

 

それにしても新型コロナウイルスは収束する気配が無く、何処まで広がっていくのか日に日に不安が募っていきます。

 

どうやら1度罹っても再度罹る可能性のあるウイルスらしいので、誰も安心はできないですね。

 

 

※通貨の動きを表現する際、「下落」は「円高」を指します。
※当ウェブサイトは相場予想やその他情報を掲載しておりますが、その正確性については一切保証せず、またこちらの情報を用いたことによる、いかなる損害に対しても補償の責を負いません。必ずご自身の判断でお取引いただくようお願い申し上げます。

  

 

月曜日:1月27日

通貨 内容

-

中国、香港、シンガポール、豪州は休場。

USD

「イラクのバグダッドで5発のロケット弾が発射され、そのうち3発が米大使館に直撃したようだ」と一部通信社が報じた。(6:37)

GBP

英EU離脱交渉官

「英国との通商交渉は、崖っぷちのリスクを抱えている」(19:35)

アイルランド首相

「年内に英国とEUが自由貿易協定(FTA)を締結することは困難」(19:40)

火曜日:1月28日

通貨 内容

CNY

「中国の河北省・唐山市の公共交通機関を一時停止した」と一部通信社が報じた。(08:01)

NZD

アーダーン首相は総選挙を11月29日の期限前の9月19日に行うことを発表した。(11:25)

→森林火災の対応で支持率を落としている豪州のモリソン首相とは反対に、アーダーン首相の支持率は高い。

JPY

武漢からのツアー客を乗せたバスの運転手が新型コロナウイルスに感染、と報道。なお、感染したバスの運転手は中国への渡航歴が無いとのこと。(18:05)

1月12日:東京都内で武漢からのバスツアー客の運転

1月14日:咳や関節痛の症状

1月17日:医療機関を受診、異常なし

1月25日:症状が悪化し再度受診して感染が発覚。入院。

→潜伏期間や検査時の摂取場所によっては感染が確認できない場合があるそうで、気になる場合は日を改めて受診するのが良さそうですね。

水曜日:1月29日

通貨 内容

USD

トランプ大統領は、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる新協定、USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)に署名した。(01:50)

USD

FOMCは政策金利を1.50%-1.75%に据え置くことを決定。(予想通り)

 

FOMC声明やパウエルFRB議長の発言に関しては新味に乏しく、「新型コロナウイルスの不確実性」だけが唯一の懸念となっただけで、相場の反応は鈍かった。そのため売りが優勢となり、高値更新とはならなった。毎度のことであるが、”新味に乏しい”FOMCの場合売りが優勢となり翌午前中のドル円はドル売りになる傾向がある。そのため、少し下堀りしたくらいでロングをすると捕まることを念頭に入れておくと良い。

木曜日:1月30日

通貨 内容

GBP

MPCは政策金利を0.75%に据え置くことを決定。(予想通り)

利下げ派は前回同様2人にとどまった。市場では利下げ派が増えるとの見方があったため、ポンド買いで反応した。

 

インフレリポート

「2020年のGDP見通しを+1.2%から0.8%に下方修正」

「2021年のGDP見通しを+1.8%から1.4%に下方修正」

「2022年のGDP見通しを+2.0%から1.7%に下方修正」

MPC議事要旨

「限定的かつ緩やかな引き締めガイダンスを削除」

「成長見通しを下方修正し、2021年末までインフレは目標を下回ると予想」

カーニーBOE総裁

「ブレグジットの不確実性が成長の足枷となる」

「新型コロナウイルスの影響には要警戒」

USD

米国で初めて、新型コロナウイルスによる人から人への感染が確認された」と米疾病対策センターが発表した。(02:43)

-

WHO(世界保健機関)

「新型コロナウイルスについて緊急事態を宣言」(04:45)

金曜日:1月31日

通貨 内容

CNY

1月中国製造業PMI:50.0(予想50.0)

1月中国非製造業PMI:54.1(予想53.0)

10時に発表された指標の値が良く上昇したものの、中国国家統計局が「1月のPMIはコロナウイルスの影響は完全には反映されていない(10:26)」と発言したことで、下落。

USD

1月シカゴ購買部協会景気指数が42.9と予想の48.8を大幅に下回り、ドル円は下落。また、月末のロンドンフィキシングによるドル売りも重なり、一時108.31円まで下落した。

 

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仲値・最高値・最安値

  1/27 1/28 1/29 1/30 1/31
最高値 109.138 109.203 109.266 109.108 109.137
仲値 109.06 108.87 109.08 109.01 109.06
最安値 108.733 108.758 108.978 108.586 108.313

 

ドル円 仲値 最高値 最安値 2020年1月27日から1月31日

 

<仲値を中心とした乖離率>

  1/27 1/28 1/29 1/30 1/31
最高値- 19.3% 74.8% 64.6% 18.8% 9.3%
-最安値 80.7% 25.2% 35.4% 81.2% 90.7%

 

<最高値・最安値の時刻>

  1/27 1/28 1/29 1/30 1/31
最高値 17時~18時 0時~1時 7時~8時 7時~8時 10時~11時
最安値 8時~9時 18時~19時 0時~1時 2時~3時 1時~2時

今週の動き

週前半は108.75-109.25のレンジとなり、然程大きな動きはありませんでした。木曜日はFOMC通過後のドル売りでじわじわと下げる展開となりましたが、下では買いたい動きもあり下げ渋る状況に。そして流れが変わったのは金曜日の0時頃。1月シカゴ購買部協会景気指数が予想を大幅に下回ったのをきっかけにドル円は大きく下堀りしました。

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2/3~2/7の予想

予想値幅:107.00円~109.20円

ポジティブ要素

来週は雇用統計の週であり、好結果の場合円売りが進むことになるでしょう。また、トランプ大統領の弾劾裁判でボルトン前大統領補佐官が証人尋問が無くなったことで、トランプ大統領の無罪はほぼ確実のものになったことでドル買いが起きることも視野に入れておいても良いでしょう。

ネガティブ要素

新型コロナウイルスについてまだまだ予断は許さない状況だと言えます。「人工的なウイルスによるテロ」や「再度罹るウイルス」など、真偽のほどは定かではありませんが、ネガティブなニュースは嘘の情報であれAIが反応するので急落もあり得ます。また2/3は中国のPMIが発表されるため、ネガティブサプライズには要警戒です。

 

取引:108.80S~。戻り売り、Lは視野に入れず。