【FX】ドル円が好調な裏でオセアニア通貨が軟調に終わる | 【週次報告2019年11月10日】

今週も悪い癖が出てしまいました。

 

利益を重ねれば重ねるほど「1円も損したくない!!」という残念な思考になってしまい、結果、豪ドル円で20万ほどの損切をしました…。

 

幸い10万ほどは回収しましたが、ルールに則っていれば4万ほどで済ん…。(たられば話は止めましょう…。)

 

今週は発言系で上下していましたが、ひとまず情報をまとめていきます。

 

※通貨の動きを表現する際、「下落」は「円高」を指します。
※内容は時系列毎に記載しています。
※当ウェブサイトは相場予想やその他情報を掲載しておりますが、その正確性については一切保証せず、またこちらの情報を用いたことによる、いかなる損害に対しても補償の責を負いません。必ずご自身の判断でお取引いただくようお願い申し上げます。

  

 

月曜日:11月4日

《窓開け:なし》 

人民元:1ドル=7.0382元

 

通貨 内容

JPY

東京休場。(文化の日)

USD

ライトハイザーUSTR代表、ムニューシン米財務長官と中国の劉鶴中国副首相が1日夜に電話協議を行った。中国の商務部は2日の声明で「問題の解決に向けて真剣かつ建設的に協議し、原則的な合意に達した」と表明。

また、米USTRは「様々な分野で進展がみられた。未解決の課題の解決に向けて調整を続ける」と声明を発表し、「両国は次官級協議を継続する」とした。

EUR

仏PMI(改定値):50.7(予想50.5)

独PMI(改定値):42.1(予想41.9)

ユーロ圏PMI(改定値):45.9(予想45.7)

→全ての指標が上方修正され、ユーロ円,ユーロドルともに上昇。

火曜日:11月5日

人民元:1ドル=7.0385元

 

通貨 内容

USD

米国は中国に対する関税の一部解除を検討している」と一部通信社が報じた。

AUD

RBAは政策金利を0.75%に据え置くことを決定。(予想通り)

→声明では前回の内容から目新しいものはなかった。

USD

ロス米商務長官

「第1段階の中国との貿易協議で非常により進展があった」

USD

米ISM非製造業指数:54.7(予想53.5)

→109円が重くみえていたが、結果を受けて軽く超えてきたのは大きいと思う。

水曜日:11月6日

人民元:1ドル=7.0080元

 

通貨 内容
CNY

中国の環境時報は、「中国は米国が関税延期をしない限り、通商交渉第1段階を合意しない」と報じた。

USD

トランプ大統領と習近平国家主席の第1段階の合意署名会談は12月まで延期される可能性がある」と一部通信社が報じた。

→その後、「単にスケジュールが合わせられないだけで、署名自体がなくなったわけではない」と交渉の難航を否定。

USD

トランプ大統領

13日にホワイトハウスでエルドアン大統領と会うことを楽しみにしている」

→13日はNZの政策金利発表、14日は豪州の雇用統計もあるので動く可能性あり?

木曜日:11月7日

人民元:1ドル=7.0008元

 

通貨 内容
CNY

中国商務省

米中が第1段階の通商合意に至れば、既存の関税を両国が合意の上、同時かつ同程度撤廃する」 

CNY

新華社

「中国が米国産家禽(鶏肉類)の輸入抑制措置撤回を検討」 

BGP

MPCは政策金利を0.75%に据え置くことを決定。(予想通り)

→据え置きに対して2人が反対し、利下げを主張。20年21年のGDP見通しを下方修正した。 

USD

米政府

米中協議の第1段階の合意には関税撤廃が含まれる」 

→まだ決定ではない模様。

金曜日:11月8日

人民元:1ドル=7.0437元

 

通貨 内容
AUD

RBA四半期金融政策報告

「2020年6月時点でのGDP見通しを+2.5%に下方修正(前回は2.75%)」 

USD

米ホワイトハウス報道官

「部分的な米中合意に楽観的であり、合意に至れれば幾つかの関税は撤廃されるだろう」 

USD

トランプ大統領

「関税撤廃を中国が求めているが決定ではない」

「米国は中国と関税の撤回で合意していない」

「通商合意の署名は米国でされるだろう」 

→ホワイトハウス内でも関税撤廃に関しては反発が出ているため、どんでん返しもあり得る。

 

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仲値・最高値・最安値

  11/4 11/5 11/6 11/7 11/8
最高値 108.65円 109.243円 109.198円 109.488円 109.477円
仲値 (休場) 108.79円 109.09円 108.94円 109.39円
最安値 108.188円 108.561円 108.819円 108.649円 109.079円

 

2019年11月4日から11月8日のドル円の最高値・仲値・最安値

※月曜日は祝日のため、休場。仲値は仮置きです。

 

<仲値を中心とした乖離率>

  11/4 11/5 11/6 11/7 11/8
最高値-仲値 -% 66.4% 28.5% 65.3% 21.9%
仲値-最安値 -% 33.6% 71.5% 34.7% 78.1%

 

<最高値・最安値の時刻>

  11/4 11/5 11/6 11/7 11/8
最高値 4時~5時 5時~6時 7時~8時 3時~4時 21時~22時
最安値 7時~8時 7時~8時 1時~2時 12時~13時 1時~2時

今週の動き

今週は比較的リスクオンに傾いていました。また米ISM非製造業指数の結果が良かったため、先週重かった109円も難無く突破できたことが追い風となりました。週後半は『関税の撤廃』にフォーカスされており、発言一つ一つで上下を繰り返していました。土曜日の0時頃にトランプ大統領からも発言があり、一時109.079と下げましたが、引けにかけて下値を切り上げていきました。

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11/11~11/15の予想

予想値幅:107.00円~110.65円

ポジティブ要素

米中の第1段階の合意が近づいてきているため、ポジティブ材料が出れば110円を目指す可能性があります。また、金曜夜にトランプ大統領からネガティブな発言が出て一時的に落ちましたが、109円を割らなかったのはリスクオンが続いている証拠だと思います。来週も引き続き上目線で取引する方が利がありそうです。

ネガティブ要素

今週オセアニア通貨が軟調でした。13日,14日はニュージーランドの政策金利発表や豪州の雇用統計などがあるので、結果によってはドル円にも波及する可能性があります。またパウエルFRB議長の議会証言が14日0時頃にあるので、週の半ばは少し警戒しておいても良いと思います。

また、ホワイトハウス内では「関税の撤廃」に関して揉めているようなので、ネガティブな発言が出る可能性には注意しておく必要がありそうです。

 

取引:~109.15L / 109.35S~、あとは状況に応じて