今回取り上げるテーマは《スプライト》になります。
遊戯王はルールが複雑で言い回しも分かりにくいので細かい処理が分からないという方は是非お読みいただければと思います。
また、スプライトを使う上で覚えておくべきポイント等も取り上げていますので最後までご覧いただければと思います。
公式Q&A↓↓↓
- <スプライト・キャロット>の効果➁でフィールド魔法・永続魔法・永続罠の発動を無効にしたのにカードが墓地に送られないのは何故?
- 展開する際に忘れてはいけない<ギガンティック・スプライト>と<スプライト・スターター>の制約
- <ギガンティック・スプライト>と<スプライト・スターター>の制約が無効になる場合とそうでない場合について
- 展開する際に忘れてはいけない<スプライト・エルフ>と<スプライト・スプリンド>の制約
<スプライト・キャロット>の効果➁でフィールド魔法・永続魔法・永続罠の発動を無効にしたのにカードが墓地に送られないのは何故?
(一部抜粋)
②:相手が魔法・罠カードの効果を発動した時、このカード以外の自分フィールドのレベル2・ランク2・リンク2のモンスター1体をリリースして発動できる。その効果を無効にする。ランク2またはリンク2のモンスターをリリースして発動した場合、さらにそのカードを破壊できる。
相手がセットしていた永続罠カードを発動した時に<スプライト・キャロット>の効果で無効にしたけど永続罠カードが魔法・罠ゾーンに残り続けた、という経験をした人は多いのではないでしょうか。
では何故墓地に送られないのか。
それは<スプライト・キャロット>が無効にしているのが『効果』だからです。
<御前試合>を例に細かく処理を見てみましょう。
➀<御前試合>というカードの発動と同時に<御前試合>の効果が発動
↓
➁<スプライト・キャロット>の効果➁で効果を無効
↓
③カードの発動は無効にされていないので、魔法・罠ゾーンに置かれる
↓
④魔法・罠ゾーンに置かれることで永続効果が適用される
まとめると、<スプライト・キャロット>が無効にしているのは効果の発動であってカードの発動を無効にしているわけではないのでチェーン処理後に<御前試合>は魔法・罠ゾーンに置かれ永続効果が適用されるというわけです。
展開する際に忘れてはいけない<ギガンティック・スプライト>と<スプライト・スターター>の制約
上記カードの効果を発動することで【レベル2・ランク2・リンク2のモンスター】しか特殊召喚できなくなります。
この制約に対して覚えておくべきことは
・<天霆號アーゼウス>や<閉ザサレシ世界ノ冥神>等に繋げられなくなる
・<ギガンティック・スプライト>の制約は発動したプレイヤーだけでなく相手プレイヤーにも影響する
・チェーンが組まれた段階では制約が掛かっていないので上記カードにチェーンすれば特殊召喚できる
<ギガンティック・スプライト>と<スプライト・スターター>の制約が無効になる場合とそうでない場合について
効果を発動した場合に制約が付くカードは色々ありますが、今回は以下の通りです。
【制約を受ける】
・効果が正常に処理された場合
・効果が不発に終わった場合(『効果を発動した<虚無空間>をチェーンされ特殊召喚できなかった』『<ギガンティック・スプライト>の効果にチェーンして<幽鬼うさぎ>を打たれ破壊されたためX素材を取り除けず特殊召喚できなかった』等)
【制約を受けない】
・<灰流うらら>や<フルール・ド・バロネス>といったカードによって効果が無効にされた場合
・<虹光の宣告者>や<神の警告>といったカードによってカードの発動を無効にされた場合
展開する際に忘れてはいけない<スプライト・エルフ>と<スプライト・スプリンド>の制約
上記カードはリンク召喚されたターンには【リンク素材にできません】。
この制約を忘れてやらかしてしまうのは、リンク4,5に繋げたいが素材が足りず数を増やすために上記カードを展開の途中に挟んでしまうことです。
マスターデュエルをやっていると遭遇しますが、横展開が終わって30秒ほどフリーズしてサレンダーしていく人、デッキを確認して「あぁ、サロスで突破しようとしてたんだろうなぁ」という事案があったりするのでおそらく素材にできないのを忘れてたのかなと。
それと<スプライト・スプリンド>の効果➀➁は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できないのでその点も忘れないようにしましょう。