【同種禁制、属性縛り、種族縛り】
この3つの内どれが一番刺さるのか、エルドやルーンを使う人は常に意識していると思います。
もちろん相手のデッキによって効き目は変化しますので「これが最強」と断定することはできません。
ですが、「全てのテーマと均等にデュエルする」わけではないのである程度優劣を付けることはできます。
今回は上記3枚(<センサー万別><御前試合><群雄割拠>)について環境を交えながら『結局どれを入れたら良いのか』について話していこうと思います。
<センサー万別><御前試合><群雄割拠>の基本情報
カード名 | 効果 |
---|---|
同じ種族のモンスターを2体以上フィールドに出せない。 | |
1つの属性のモンスターしかフィールドに出せない。 | |
1つの種族のモンスターしかフィールドに出せない。 |
環境デッキへの影響度
それでは(現状の)代表的なデッキをピックアップして個別に見て行こうと思います。
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:闇、水 | △ | ○ | ◎ |
種族:水族(+α) | |||
解説 | |||
ティアラメンツデッキで危険なモンスターは全て水族以外なので展開の初動で使われる水族でロックできる<群雄割拠>が一番おすすめです。また、相手が先攻展開した場合、<カレイドハート>の悪魔族、<ドラゴスタペリア>の植物族、<バロネス>の戦士族、<深淵に潜む者>の海竜族、<クロノダイバー・リダン>のサイキック族、<ミドラーシュ>の魔法使い族など、属性は闇が中心ですが種族はバラバラの場合がほとんどです。そのため、後攻で<群雄割拠>を伏せてターンを返したとしても相手のターン開始時に<群雄割拠>を発動するだけで盤面をロックでき、かつ、1体だけにすることも可能です。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:闇、炎(+α) | ◎ | ◎ | ◎ |
種族:雷(+α) | |||
解説 | |||
スプライトには招来神型やイビルツイン型、鉄獣型など様々あります。そのためスプライトとそれ以外のモンスターが属性も種族も異なるので<御前試合><群雄割拠>はかなり刺さります。またスプライトは雷族で統一されているため<センサー万別>も刺さります。つまり、全部刺さります。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:光 | ○ | × | ◎ |
種族:魔法使い、戦士 | |||
解説 | |||
メインモンスターとエクシーズモンスターの種族が異なるため<群雄割拠>はかなり効きます。またメインモンスターは全て魔法使い族のため<センサー万別>は正規ルートでのエクシーズ召喚は止められます。ただし、メインモンスターに共通する➁の効果で1体からエクシーズされてしまうのでその点には注意してください。属性は全て光で統一されているため<御前試合>は全く効きません。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:多属性 | ○ | ◎ | ◎ |
種族:多種族 | |||
解説 | |||
純正か複合型かによって変わります。純正の場合は<ライジング>を経由した際にチューナーが横展開することがあるので<センサー万別>は効きますが、複合型の場合はシンクロを経由して展開するのであまり効きません(種族被りがほとんどないため)。対して<御前試合>と<群雄割拠>は全ての展開を止められると言っても過言ではありません。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:光、闇 | × | × | × |
種族:多種族 | |||
解説 | |||
そもそもこの3枚を使う立場。影響はほぼゼロ。 ※ルーンスプライトやイシズルーンは別。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:多属性 | ◎ | ◎ | × |
種族:サイバース | |||
解説 | |||
純正の斬機、@イグニスターや転生炎獣との複合型がありますが、どれもサイバース族で統一されているので<群雄割拠>は効きません(<I:Pマスカレーナ>から<トロイメア・ユニコーン>へのリンクを防げるくらいです)。しかし属性はバラバラであるため<御前試合>は効きます。また種族が統一されているので<センサー万別>はかなり効きます。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:風、水 | ◎ | ○ | × |
種族:鳥獣 | |||
解説 | |||
鳥獣族で統一されたデッキなので<センサー万別>で完封できます。逆に<群雄割拠>は全く効きません。属性は風属性がメインであり、<ライザー>のバウンスもあるので<御前試合>は状況によって効き目が変わります。1体目で水属性の<ろびーな>か<すとりー>を出してきたらそのタイミングで使うと封殺できます。1つ注意点があるとすれば<怪鳥グライフ>の存在です。<羽根帚>ばかりに気を取られていると足元をすくわれるので気を付けてください。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:闇、光 | × | ○ | ◎ |
種族:多種族 | |||
解説 | |||
種族がバラけているので<群雄割拠>で封殺できます。逆に同じモンスターを出す機会がほとんどない(<マスカレイド>を並べるくらい)ので<センサー万別>はほぼ効きません。属性はほぼ闇属性ですが<ルベリオン>を経由することが多いので<御前試合>は効きます。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:闇 | ○ | × | × |
種族:悪魔 | |||
解説 | |||
EXを使わずメインモンスターも闇属性・悪魔族で統一されているので<御前試合>と<群雄割拠>は効きません。また横展開しなくても戦えるデッキであり、破壊とハンデスによって消耗戦となれば<センサー万別>1枚だけでは厳しかったりします。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:多属性 | ◎ | ◎ | △ |
種族:幻竜、+α | |||
解説 | |||
メインは幻竜族なので<センサー万別>で完封できます。EXモンスターの中には<バロネス>がいるものの基本的に幻竜族なので<群雄割拠>だけでは心許ないです。属性は多岐にわたるので<御前試合>はかなり効きます。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:多種族 | ◎ | ◎ | △ |
種族:岩石、+α | |||
解説 | |||
メインモンスターは岩石族で統一されている一方でEXモンスターは岩石族以外がほとんどになります。そのため<センサー万別>で完封できます。一見すると<群雄割拠>でも止められそうですが<ドラガイト>のバウンスがあるのでこれ一枚だと厳しいです。属性はメインモンスターが地属性ですがEXモンスターはそれ以外なので<御前試合>もかなり効きます。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:多属性 | ◎ | ◎ | △ |
種族:魔法使い、+α | |||
解説 | |||
メインモンスターは魔法使い族で統一されていますがEXモンスターの種族はバラバラです。このデッキはEXを使った制圧がメインですがメインモンスターだけでもゴリ押しが可能なので<群雄割拠>は効果がまちまちです。<センサー万別>や<御前試合>はある程度雑に扱っても相手の動きを止められます。厄介なのは<創聖魔導王 エンディミオン>で破壊されることくらいなのでそこさえ意識しておけば問題ありません。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:風、地 | ○ | ○ | ○ |
種族:サイキック、幻竜 | |||
解説 | |||
どれも効きますが結局は<朱雀>で破壊されちゃうんですよね。。。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:闇 | ◎ | △ | △ |
種族:戦士、その他 | |||
解説 | |||
<御前試合>も<群雄割拠>もある程度効きますが展開ルート次第では途中で除去されるので過信はできません。逆に<センサー万別>は展開の初動で戦士族を利用することが多いので<アナコンダ>に繋げるルートが無ければ完全に止められます。 |
デッキ名 | 影響 | ||
---|---|---|---|
属性:多属性 | ◎ | ◎ | ◎ |
種族:戦士、機械 | |||
解説 | |||
可哀想なほど全部刺さります。閃刀姫さん、ごめんなさい。。 |
比較表
◎ | 8 | ◎ | 7 | ◎ | 6 | ||||
○ | 4 | ○ | 4 | ○ | 1 | ||||
△ | 1 | △ | 1 | △ | 4 | ||||
× | 2 | × | 3 | × | 4 | ||||
△ | ○ | ◎ | |||||||
◎ | ◎ | ◎ | |||||||
○ | × | ◎ | |||||||
○ | ◎ | ◎ | |||||||
× | × | × | |||||||
◎ | ◎ | × | |||||||
◎ | ○ | × | |||||||
× | ○ | ◎ | |||||||
○ | × | × | |||||||
◎ | ◎ | △ | |||||||
◎ | ◎ | △ | |||||||
◎ | ◎ | △ | |||||||
○ | ○ | ○ | |||||||
◎ | △ | △ | |||||||
◎ | ◎ | ◎ |
身も蓋も無い話をすると…
結局、最強なのはこれです↓↓
【センサー万別 + 群雄割拠】
+
(おいおい、今までの話は何だったのか…)
申し訳ございません。でもこれが事実です。
【属性も種族も関係なく表側表示で1体しか出せない状況】になったらほとんどのデッキが詰みます。
そして一番の利点は、【誰でも再現できる】ということです。
だってセットして発動するだけですから(笑)
まとめ
(記事初版時は)<センサー万別>が頭一つ抜けていましたね。
<御前試合>と<群雄割拠>は流行りによってコロコロ変わります。
新パックが追加される度に環境が変化するのでそれに合わせて採用枚数は調整した方が良いです。
例えば、エクソシスターが増えれば<御前試合>の枚数を減らしたり、
ふわんだりぃず、斬機が増えれば<群雄割拠>の枚数を減らしたり。
空いた枠は他に展開を制限できるもの(サモリミなど)に変えると良いです。
環境を意識したデッキ作りができればダイヤ1に行けるので「今のトップメタは何か」を意識して構築を考えてみてください。