【FX】FOMC、ECB、イギリス選挙、米中合意、1年で一番濃い1週間 | 【週次報告2019年12月15日】

今週はボラが大きく、久々の動きについていけなかった方もいると思います。

 

特にポンドをやっている方。

 

Twitterを見ていたら、積み上げてきた8000万が全て消えた上に追証まで出てしまった方を見かけ、FXの恐ろしさを改めて実感しました。

 

嵐のような1週間が過ぎ去り疲弊しておりますが、今週も出来事を振り返っていきます。

 

※通貨の動きを表現する際、「下落」は「円高」を指します。
※内容は時系列毎に記載しています。
※当ウェブサイトは相場予想やその他情報を掲載しておりますが、その正確性については一切保証せず、またこちらの情報を用いたことによる、いかなる損害に対しても補償の責を負いません。必ずご自身の判断でお取引いただくようお願い申し上げます。

  

 

月曜日:12月9日

《窓開け:10pips程度↑》

通貨 内容

USD

トランプ大統領

「米中貿易協議は順調」(04:02)

→特に目立った動きはなく。

火曜日:12月10日

通貨 内容

USD

ロス米商務長官

「(15日の対中制裁関税が発動されるかの質問に対して)米国にとっては良い合意ができるほうが重要だ」(21:42)

USD

「米中交渉担当者は米国が15日に予定している対中追加関税引き上げを見送る方向で検討している」と一部通信社が報じた。(22:36)

USD

クドローNEC委員長

「米国が15日に予定している対中制裁関税第4弾の発動を見送る計画について承認せず」

「15日の対中追加関税で最終決定に至っていない」(01:05)

水曜日:12月11日

通貨 内容

USD

ナバロ米大統領補佐官

「15日の対中追加関税を延期させるかは大統領が決める」

「その決定はまもなくされるだろう」(09:52)

USD

FOMCは政策金利を1.50-1.75%に据え置くことを決定。(予想通り)

 

2020年は金利変更がないと予想し、2021年に1回、2022年に1回の利上げを示唆

声明では、前回の「見通しに対する不透明感は残る」との文言が削除された。

→一時108.77円に上昇したが、その後108.59円まで失速。

木曜日:12月12日

通貨 内容
EUR

ECBは政策金利を0.00%に据え置くことを決定。(予想通り)

中銀金利は-0.50%で据え置き。限界貸出金利も0.25%に据え置き。

 

ラガルドECB総裁

「景気は安定化の兆しが幾分見られる」

リスクは下サイドに傾くが、あまり深刻ではない

USD

トランプ大統領

「中国との大きな合意に非常に近づいている」(23:37)

USD

WSJ

「米交渉担当者は15日に予定している対中関税第4弾の取り止めと3600億ドル相当の中国製品に対し最大50%の関税引き下げを提案」(00:08)

USD

米国は中国との貿易協議で原則合意し、トランプ大統領の署名待ち」と一部通信社が報じた。(04:34)

トランプ大統領が米中貿易合意を承認した15日の対中制裁関税第4弾は見送られる。(06:36)

金曜日:12月13日

通貨 内容
GBP 英総選挙を巡る出口調査で、英保守党は368議席を獲得する公算。(07:02)
CNY

中国は来年500億ドルの農作物購入で合意した」と一部通信社が報じた。(08:35)

 

中国は依然として米農産物の購入目標に関して懸念を抱いている」とCNBCが報じた。(22:03)

USD

トランプ大統領

昨日WSJが出した関税に関する記事は間違っている」(23:09)

CNY

中国政府

「第1段階の貿易交渉は大きな進展を遂げた。米国は中国製品への関税を段階的に削減へ」(00:08)

「米中は文書を巡って合意が成立した」との声明を発表。(00:09)

米中両国、12月15日の関税発動をしないことで一致」との声明を発表。(00:23)

USD

USTR

中国は2年間、米農産物を年間400-500億ドル購入することを約束」(03:51)

 

クドローNEC委員長

中国が合意内容を履行しなければ関税発動の可能性を含め措置を講じる」(04:24)

 

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仲値・最高値・最安値

  12/9 12/10 12/11 12/12 12/13
最高値 108.678 108.769 108.856 109.451 109.708
仲値 108.60 108.67 108.78 108.53 109.56
最安値 108.431 108.514 108.467 108.458 108.966

 

2019年12月9日から12月13日のドル円の最高値・仲値・最安値

 

<仲値を中心とした乖離率>

  12/9 12/10 12/11 12/12 12/13
最高値-仲値 31.6% 38.8% 19.5% 92.7% 19.9%
仲値-最安値 68.4% 61.2% 80.5% 7.3% 80.1%

 

<最高値・最安値の時刻>

  12/9 12/10 12/11 12/12 12/13
最高値 3時~4時 6時~7時 8時~9時 4時~5時 19時~20時
最安値 18時~19時 20時~21時 4時~5時 9時~10時 7時~8時

今週の動き

週前半はFOMCやECBもありましが、市場の予想を大きく上回る内容は無かったため、それほど動きは見られませんでした。今週は米中協議と英総選挙が中心となっていたため、関連したニュースには過敏に反応を示して上下する場面もありました。全ての結果が出たことで市場も方向感をつかみましたが、米中協議に関しては煮え切らない結果となり、一方的に上昇することもありませんでした。

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12/16~12/20の予想

予想値幅:108.50円~110.00円

ポジティブ要素

毎年言えることですが、年末のドル需要が相場を下支えする可能性はあります。

ネガティブ要素

トランプ大統領のウクライナ疑惑に関する弾劾決議で進展があった場合、下げる可能性はあります。また最近では北朝鮮が行動を起こし始めており、地政学リスクが高まってきているので少し警戒が必要そうです。

 

取引:~109.00L / 109.50S~、あとは状況に応じて