【FX】来週はFOMC、ECB、イギリス選挙などイベント盛りだくさん!!ポジション整理はお忘れなく | 【週次報告2019年12月8日】

今年のラスト1ヶ月が始まりましたね。

 

今週は過去2年間ずっと含み損として持っていたポジションを全て清算し、年収マイナスが確定しました。

 

ノーポジになった瞬間、損失が確定した虚無感より、マイナスを見ずに済むという解放感の方が大きくて気分が晴れました。 

 

(FX始めてからの収支はまだプラスなので良しとします。)

 

それでは今週も一週間の出来事を振り返っていきます。

 

※通貨の動きを表現する際、「下落」は「円高」を指します。
※内容は時系列毎に記載しています。
※当ウェブサイトは相場予想やその他情報を掲載しておりますが、その正確性については一切保証せず、またこちらの情報を用いたことによる、いかなる損害に対しても補償の責を負いません。必ずご自身の判断でお取引いただくようお願い申し上げます。

  

 

月曜日:12月2日

《窓開け:なし》 

人民元:1ドル=7.0262元

 

通貨 内容

HKD

香港区議会選挙以来、初となる大規模デモが起こったが、相場への影響薄。

CNY

11/30に発表された11月中国PMIの結果が50.2となった。(予想49.5)

 

11月Caixin中国製造業PMIの結果が51.8となった。(予想51.4)

→約3年ぶりの高水準を記録した。

CNY

中国外務省

「米国の人権NGOを、香港の過激派を支持しているとして制裁対象にする」(15:58)

USD

トランプ大統領が「ブラジルとアルゼンチンは通貨の大幅切り下げをしている。これは米国の農民にとってよくない、よって両国から米国に出荷されるすべての鉄鋼とアルミニウムへの関税を復活させる」とツイート。(20:12)

USD

11月製造業PMI改定値:52.6(予想52.2)

11月ISM製造業景気指数:48.1(予想49.2)

10月建設支出:-0.8%(予想+0.4%)

USD

ロス米商務長官

中国と合意なければ、トランプ大統領は対中関税を引き上げるだろう」(00:37)

→ISMの結果とこの発言を受けてリスク回避の売りが広がった。

USD

コンウェイ米大統領顧問

「年末までに中国と合意することは可能」(02:06)

「米中の第1段階通商合意は書面化されている」(02:13)

→一時的に下げ止まるも、明け方再び売りが広がった。

火曜日:12月3日

人民元:1ドル=7.0223元

 

通貨 内容

USD

EUR

USTR

「デジタル課税を巡って仏製品に24億ドルの関税を提案」

「トルコやオーストリア、イタリアの調査を検討」(7:47)

仏副経済相

「我々はデジタル課税を撤回する必要は無い」

「米国の関税の脅しにも関わらず、我々は強気でいる必要がある」(16:14)

仏経済・財務相

「米国の関税計画は受け入れられない」

「EUは報復の準備ができている」(16:28)

トランプ大統領

「フランスのワインや他の全てに課税する」

「EUは米国を貿易で非常に不当に扱っている」

「ジョンソン英首相と会うが、いつになるか分からない」(18:36)

AUD

RBAは政策金利を0.75%に据え置くことを決定。(予想通り)

 

RBA声明

「利下げなどの金融緩和の効果が遅れていることを配慮して、今回の会合では政策金利を据え置くことを決定した」

「労働市場を含めた動向を監視し、経済の持続的成長と完全雇用、長期にわたるインフレ目標の達成を支援するために必要であれば更なる金融緩和を行う用意がある」

「豪ドルは最近ではレンジ下限」

→豪大手銀行では来年2回の利下げや再来年の量的緩和を予想していただけに、豪ドル買いが進んだ。

USD

トランプ大統領

「中国との取引成立は、私が成立させたいかどうか」

中国との取引は2020年11月の選挙が終わるまで待った方が良いかもしれない」(19:13)

USD

FOXニュースが「米政府は15日にほぼ全ての中国製品に対象を広げる制裁関税「第4弾」の残りを発動する予定」だと報じた。(23:51)

USD

ロス米商務長官

「中国への対応について米国にはまだ手段が多くある」

何も変化が無ければ15日に対中関税を発動する

中国とのスタッフレベルの協議は継続される予想。ただハイレベル協議は予定されていない」(00:23)

 

ペンス米副大統領

「トランプ大統領は中国が米国を利用することを許さないだろう」

「中国が市場開放するべきと明確にし続けている」

「香港の問題は平和的に解決されなければならないと明らかにした」(04:24)

→アメリカが大きく譲歩することはないと思いますし、中国がどれだけ譲歩できるかで合意のカギを握っていると思います。

水曜日:12月4日

人民元:1ドル=7.0382元

 

通貨 内容

USD

CNY

米下院は人権を巡って中国高官を制裁対象にする法案を可決したと複数の通信社が報じた。(09:14)

中国外務省

「米下院の人権巡る法案可決に強く反対」

「中国は米下院の人権巡る法案可決に対して必ず対応する」(10:00)

AUD

7-9月豪GDP(前期比):0.4%(予想0.5%)

CNY

中国外務省

「米中通商合意は平等で相互信頼があった上でのみ成り立つ」

「米議会のウィグル人権法案は米中の重要な部分での協力に影響を与える」

「米国との通商交渉のタイムラインや最終期限は設けない」

「中国の権利や利益を守るため必要な対抗措置を取る」(16:43)

EUR

仏サービス部門PMI(改定値):52.2(予想52.9)

独サービス部門PMI(改定値):51.7(予想51.3)

ユーロ圏サービス部門PMI(改定値):51.9(予想51.5)

USD

米中が貿易合意に近づいている」と一部通信社が報じた。(18:13)

→出処はブルームバーグだそうですが、ここはホント信用ならない…。

USD

ADP雇用統計:+6.7万人(予想14.0万人)

サービス部門PMI(改定値):52.0(予想51.9)

ISM非製造業指数:53.9(予想54.5)

木曜日:12月5日

人民元:1ドル=7.0521元

 

通貨 内容
AUD

10月貿易収支:45.02億豪ドル(予想65億豪ドル)

10月小売売上高:±0.0%(予想+0.3%)

CNY

中国商務省

「米中通商協議、第1段階の合意に至れれば関税は撤廃されるべき」

「米中は密に交渉を継続」(16:11)

USD

ペロシ米下院議長

米下院はトランプ大統領の弾劾訴追状を作成」(23:19)

→これに嫌気し、ドル円は108.65まで下落していった。

USD

トランプ大統領

15日の対中関税発動、様子を見守る必要

中国との交渉は順調に進んでいる」(03:41)

USD

米中は米国産農産物の購入額を巡り依然として対立している」とダウ・ジョーンズが報じた。(05:00)

金曜日:12月6日

人民元:1ドル=7.0383元

 

通貨 内容
CNY

新華社

「米国から輸入される大豆と豚肉に関して関税撤廃を行う可能性」(15:17)

→憶測記事であったため、AIが反応したものの市場はそれほど加熱しなかった。

USD

11月非農業部門雇用者数変化:+26.6万人(予想+18.0万人)

11月失業率:3.5%(予想3.6%)

11月平均時給(前月比):+0.2%(予想+0.3%)

11月平均時給(前年比):+3.1%(予想+3.0%)

→ドル円は108.55まで弱含みしていたが、結果を受けて108.92まで上昇。しかし上抜けに失敗し、NEC委員長の発言も受けて下落。

USD

クドローNEC委員長

トランプ大統領は中国との貿易合意に署名する準備が出来ていない」(00:19)

 

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仲値・最高値・最安値

  12/2 12/3 12/4 12/5 12/6
最高値 109.729円 109.208円 108.963円 108.998円 108.924円
仲値 109.68円 109.16円 108.57円 108.90円 108.81円
最安値 108.926円 108.486円 108.429円 108.657円 108.527円

 

2019年12月2日から12月6日のドル円の最高値・仲値・最安値

 

<仲値を中心とした乖離率>

  12/2 12/3 12/4 12/5 12/6
最高値-仲値 6.1% 6.6% 73.6% 28.7% 28.7%
仲値-最安値 93.9% 93.4% 26.4% 71.3% 71.3%

 

<最高値・最安値の時刻>

  12/2 12/3 12/4 12/5 12/6
最高値 11時~12時 13時~14時 4時~5時 19時~20時 22時~23時
最安値 4時~5時 2時~3時 16時~17時 2時~3時 6時~7時

今週の動き

110円を目指すかと思われていた今週は、週明け初日から大きく下落しました。その後もポジティブ材料とネガティブ材料が交錯し、109円台に浮上することなく終わってしまいました。今週も米中問題が中心でしたが、米国とEUもデジタル課税を巡っては両国ヒートアップしておりました。リスクオフに動きそうな今週でしたが、それでも下げ止まったのは米中合意の期待が依然として高いのかなという印象でした。

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12/9~12/13の予想

予想値幅:107.00円~110.50円

ポジティブ要素

米中合意に関する何らかの情報が出るか、もしくは実際に合意がされればリスクオンの動きに繋がり、上昇していくのではないでしょうか。

ネガティブ要素

米中協議が決裂に終わり、週末の15日に関税発動となれば一気にリスクオフの動きに繋がるでしょう。また、FOMCやECB、イギリス選挙などのイベントが盛りだくさんなため、内容によっては円買いが進むのではないかと思います。何にしてもポジション数はなるべく抑えて、突発的な出来事には備えておくのが良さそうです。

 

取引:~108.60L / 108.80S~、あとは状況に応じて