【FX】ドル円109.50のオプションバリアをブレイク!来週は指標目白押しだが堅調に推移できるのか | 【週次報告2019年12月1日】

11月が無事に終わり、今年も残すところ1ヶ月となりましたね。

 

今年は自分の手法を確立するためにも様々な試みをしてきましたが、最後の1ヶ月で成果を証明させられればと思っています。

 

それでは今週も一週間の出来事を振り返っていきます。

 

※通貨の動きを表現する際、「下落」は「円高」を指します。
※内容は時系列毎に記載しています。
※当ウェブサイトは相場予想やその他情報を掲載しておりますが、その正確性については一切保証せず、またこちらの情報を用いたことによる、いかなる損害に対しても補償の責を負いません。必ずご自身の判断でお取引いただくようお願い申し上げます。

  

 

月曜日:11月25日

《窓開け:なし》 

人民元:1ドル=7.0397元

 

通貨 内容

HKD

香港区議会選挙で民主派が8割の議席を獲得した

→デモ隊にとっては朗報ではあるものの、中国の対応次第ではデモ活動がより一層激しさを増す可能性あり。その際は豪ドルに注意!

CNY

(中国)環境時報

中国と米国が第1段階の合意が非常に近い」(14:44)

→一時的に上昇したものの、反応薄。NY時間はネガティブ発言もなく合意への期待で順調に上昇した。

火曜日:11月26日

人民元:1ドル=7.0344元

 

通貨 内容

USD

「米中が第1段階の貿易合意に向けて話し合いを継続」「米中は問題解決に向けてコンセンサスに至った」と一部通信社が報じた。(10:51)

CNY

中国商務省

「劉鶴中国副首相がライトハイザーUSTR代表とムニューシン米財務長官と電話会談を行った」

「両国とも第1段階で残された問題について会話を継続することを確認」

「両国とも懸念されている確信問題について解決できるように話し合った」(10:56)

→AIによる反応で、その後は失速。内容に進展が無かったことが上値を重くした。

CNY

(中国)環境時報

米中は関税引き下げの規模について意見の相違がある」(13:46)

AUD

RBA総裁

豪州が量的緩和を必要とする可能性は低い

「マイナス金利となる可能性は極めて低い」

量的緩和は政策金利が0.25%に達した場合のみ考慮される」(18:10)

水曜日:11月27日

人民元:1ドル=7.0349元

 

通貨 内容
AUD

豪大手金融機関が2020年に2回利下げを行い、政策金利を0.25%まで引き下げ、量的緩和も行うという見解を示した。(13:17)

USD

7-9月期GDP改定値が前期比年率2.1%増と予想の1.9%増を上回ったほか、10月米耐久財受注額や全集分の米新規失業保険申請件数も予想より良好だった。(22:30)

USD

米地区連銀経済報告(ベージュブック)

「米経済活動は緩慢なペースで拡大」

「賃金は緩やかに上昇」

「雇用は全体的にやや増加」

「物価上昇ペースは大半の地区で緩慢」

「一部小売業者は関税コスト高を理由に指摘」

「製造業の拡大を報告した地区が増加」(4:00)

→これが理由というわけではないが、109.50のOPバリアを貫きストップロスをつけて半年ぶりの高値109.61まで上昇した。

木曜日:11月28日

人民元:1ドル=7.0271元

 

通貨 内容
USD

NY市場休場。(感謝祭)

USD

トランプ大統領が「香港人権民主法案」に署名。(8:05)

CNY

香港政府

「トランプ米大統領の署名に強く反対する」

「法案の署名は香港と米国の関係を著しく損なわせる」(10:22)

→具体的な報復措置を示していないため、相場への影響は軽微。

JPY

北朝鮮が飛翔体を発射。(17:09)

→意外にも相場が円買いに反応した。今まで反応が薄かっただけに、また北朝鮮を警戒している?

金曜日:11月29日

人民元:1ドル=7.0298元

 

通貨 内容
USD

NY市場短縮取引。(ブラックフライデー)

USD

月末のロンドンフィキシング。

→ユーロ買いが特に目立っていたように思える。

 

スポンサーリンク

 

 

仲値・最高値・最安値

  11/25 11/26 11/27 11/28 11/29
最高値 108.979円 109.209円 109.610円 109.577円 109.686円
仲値 108.81円 109.06円 109.14円 109.39円 109.56円
最安値 108.650円 108.875円 109.027円 109.333円 109.398円

 

2019年11月25日から11月29日のドル円の最高値・仲値・最安値

 

<仲値を中心とした乖離率>

  11/25 11/26 11/27 11/28 11/29
最高値-仲値 51.4% 44.6% 80.6% 76.6% 43.8%
仲値-最安値 48.6% 55.4% 19.4% 23.4% 56.3%

 

<最高値・最安値の時刻>

  11/25 11/26 11/27 11/28 11/29
最高値 4時~5時 10時~11時 4時~5時 7時~8時 22時~23時
最安値 7時~8時 18時~19時 7時~8時 8時~9時 3時~4時

今週の動き

堅調に推移していたと言えばそれまでですが、個人的には水曜日のオプションバリアのブレイクに関しては腑に落ちません。無理やり付けた感があると思い、木曜日は慎重になっていました。しかしトランプ大統領の「香港人権民主法案」署名でも109.30を割れることがなかったため、リスクオンの動きが続いていると改めて感じました。

スポンサーリンク

 

 

12/2~12/6の予想

予想値幅:108.80円~110.50円

ポジティブ要素

トランプ大統領が「香港人権民主法案」に署名した際、109.30を割れることなく推移していました。この点はドル円の底堅さとして見ても良いのではないでしょうか。また、12月はクリスマス商戦への期待からもドル需要が増すので上昇する可能性の方が高いと考えています。

ネガティブ要素

香港デモの激化、アメリカの重要指標が立て続けに発表されることなど、リスクオフに繋がることはあると思います。指標の発表前はポジションをフラットにして対応することが望ましいと考えています。

 

取引:~109.40L / 109.50S~、あとは状況に応じて