週明けの「行って来い」相場で疲弊し、その後も上下する動きに脳がついていけませんでした。
反省点が多くある中、決意表明をするとともに今週の出来事をまとめていきます。
※内容は時系列毎に記載しています。
※当ウェブサイトは相場予想やその他情報を掲載しておりますが、その正確性については一切保証せず、またこちらの情報を用いたことによる、いかなる損害に対しても補償の責を負いません。必ずご自身の判断でお取引いただくようお願い申し上げます。
月曜日:8月26日
《窓開け:あり》 / 50銭程度
人民元:1ドル=7.0570元
☆米国と中国の発言一覧
通貨 | 内容 |
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USD CNY |
トランプ大統領 「9月1日から、中国からの3000億ドルの製品についての関税を10%から15%にする」 「10月1日から、中国からの2500億ドルの製品についての関税を25%から30%にする」 ↓ 劉鶴中国副首相 「中国は、米中両国に不利益となる貿易戦争に断固として反対する」 「冷静な交渉で通商摩擦の解決を望む」 ↓ トランプ大統領 「中国から通商協議の再開を望む旨の連絡があった」 ↓ 中国外務省 「米国による新たな関税に断固として反対」 「米国が新たな関税を発動すれば、中国は更なる措置を講じる」 「先週末に中国が米国に電話したことを認識していない」 ↓ トランプ大統領 「中国への追加関税の延期について可能性はある」 ↓ 中国環球時報 「米国と中国の通商担当者はここ数日の間に電話協議を行わなかった」 ↓ トランプ大統領 「我々は中国と最高水準の電話協議を行った」 「貿易協議次第では米企業は中国に留まる」 |
火曜日:8月27日
人民元:1ドル=7.0810元
通貨 | 内容 |
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HKD |
林鄭香港特別行政区行政長官 「暴力による訴えは政治的解決につながらず、デモによる暴力行為には我慢の限界」 「政府は話し合いの場を設けるつもり」 |
CNY |
中国外務省 「米中の電話協議の話は聞いていない」 「米国が間違った行動をやめ、話し合いの状況を作ることを願う」 |
CNY | 中国は自動車購入制限の緩和や撤廃を検討中 |
水曜日:8月28日
人民元:1ドル=7.0835元(予想7.1027元)
通貨 | 内容 |
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GBP |
英政府が10月14日まで議会を閉会させることを検討中 ⇒エリザベス女王が議会休会を承認 |
USD |
米グーグルが自社開発のスマートフォン”Pixel”の生産拠点を中国からベトナムへ移転 |
木曜日:8月29日
人民元:1ドル=7.0858元
通貨 | 内容 |
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CNY |
中国商務省 「貿易衝突は中国、米国、世界にとって良くない」 「新たな制裁に対応する十分な報復手段がある」 「米中は9月の訪米で議論している」 |
金曜日:8月30日
人民元:1ドル=7.0879元
通貨 | 内容 |
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KRW | 韓国中銀は政策金利を1.50%で据え置くことを決定。(予想通り) |
CNY |
中国外務省 「米中の通商交渉チームは効果的なコミュニケーションを維持している」 |
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仲値・最高値・最安値
8/26 | 8/27 | 8/28 | 8/29 | 8/30 | |
---|---|---|---|---|---|
最高値 | 106.416円 | 106.187円 | 106.230円 | 106.683円 | 106.545円 |
仲値 | 105.08円 | 105.83円 | 105.73円 | 106.03円 | 106.46円 |
最安値 | 104.461円 | 105.591円 | 105.654円 | 105.830円 | 106.108円 |
<仲値を中心とした乖離率>
8/26 | 8/27 | 8/28 | 8/29 | 8/30 | |
---|---|---|---|---|---|
最高値-仲値 |
68.3% |
59.9% | 86.8% | 76.6% | 19.5% |
仲値-最安値 | 31.7% | 40.1% | 13.2% | 23.4% | 80.5% |
<最高値・最安値の時刻>
8/26 | 8/27 | 8/28 | 8/29 | 8/30 | |
---|---|---|---|---|---|
最高値 | 21時~22時 | 6時~7時 | 4時~5時 | 3時~4時 |
9時~10時 |
最安値 | 7時~8時 | 16時~17時 | 9時~10時 | 11時~12時 | 23時~0時 |
今週の所感
月曜日は数多くの発言が飛び出しました。劉鶴中国副首相の発言を皮切りにリスクオンに傾きはじめ、上昇していきました。そして相変わらずトランプ大統領の発言には虚言が多く、「電話協議を行った」という話に関しては中国から否定的な発言が再三出ています。それでも押し通そうとするのには理由がいくつか考えられますが、先週末の自身の発言で相場が荒れたことへの消火活動が一番しっくりきます。
その後も米中協議再開を期待して市場は上昇していきましたが、やはりまだ不安要素があるのも確かです。関税引き上げの先送りを協議再開の条件にしている中国に対して、9/1に予定通り関税引き上げたアメリカ。報復関税を発動した中国は9月に協議を再開させるのかすら雲行きが怪しくも感じます。
今週の反省・称賛
内容 | |
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反省 |
月曜日の窓開けは予想通りだったものの、含み益を利確せずに放置してしまった。米中の関係が不安定な中、どのような発言が飛び出してもおかしくない状況で長期で相場を考えてしまったことが反省点である。 →現状、利確幅は10pipsを限度に取引する。 |
反省 |
含み益が大きかっただけに、同値撤退したことで損をした気持ちになってしまった。その後得られたであろう利益を取り戻すために取引を早まってしまったことが悔やまれる。 →以前から何度かある事なので、同値撤退した後は1時間相場から離れることを必須とする。 |
称賛 |
月曜日の損失に引きずられることなく火曜日・水曜日は取引が出来た。 →取れるところで取り、利確幅も10pipsで取引できた。 |
反省 |
火曜日・水曜日と上手くいったことで気が緩んでいた。IFD注文で夜中に利益を上げようとして上に突き抜けてしまった。 →夜中はそもそも注文を入れない。どうしても入れる場合は、指値を現水準から離れた位置に設定する。 |
称賛 |
損切のラインを明確に設定できていた。 →先週からの高値106.7がダブルトップを形成していたので、そこを抜けなければ問題ないと考え、感情的にならずに見ていることができた。 |
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9/2~9/6の値幅予想
予想値幅:104.461円~107.00円
ポジティブ要素
・米中協議の再開
・米雇用統計前で動きが抑制されて下にも動かない?
ネガティブ要素
・8/31発表の中国PMIが49.5と、50を下回った
・9/1に米中両国が関税引き上げを発動
・英議会の閉会によりプレグジットの可能性が上がっている
・トランプ大統領がドル売り介入をする可能性
取引:レンジ目線(105.80~106.70)