【FX】8月も始まりFOMCも終わったので週次報告をブログで始めます | 2019年8月1日

やっと終わりましたね、FOMC。

 

今回いくつかシナリオを考えていましたが、個人的には一番良くない結果になってしまいました。

 

ただ、次回のためにもメモを残しておこうと思います。

 

<背景>

・4月-6月のGDPが2.1%と、1月-3月の3.2%に比べて鈍化した。

・米中の協議が中々進展しない。

・世界的に経済が減速している。(EUが利下げを示唆。AUD,NZDが利下げ。)

・景気の悪化に伴い、利下げの有無ではなく利下げ幅に焦点が置かれるようになった。

・ブラックアウト直前にニューヨーク連銀総裁が0.5%の利下げを示唆。その後、発言を訂正。

 

こんなところでしょうか。ニューヨーク連銀総裁の発言については別の記事「【FX】DMMFXのレートアラート機能とアメリカ高官の発言について【つぶやき】」に載せてあります。他にも何かあったかもしれないですが思い出せません…。次回からはちゃんと書けるように週次報告をしながらメモしていきます。

 

で、これらの内容から4つのシナリオを準備しておきました。

 

シナリオ1

・0.25%利下げ

・追加利下げを示唆

→発表後下落、発言後下落

何だかんだ言っても利下げされたという事実を確認すれば少し円高に傾くのではないかと予想。また今回予防的利下げをして、状況に応じて追加で利下げをすると示唆すれば更に円高に動くと予想。

シナリオ2

・0.25%利下げ

・追加利下げを示唆

→発表後上昇、発言後下落

0.5%利下げを期待している感があった(7/20にニューヨーク連銀総裁の発言で円高が進んだ)ので、0.25%では反応するどころか逆に円安に傾くと予想。今回予防的利下げをして、状況に応じて追加で利下げをすると示唆すれば多少なりとも円高に動くと予想。

シナリオ3

・0.25%利下げ

・追加利下げには触れない

→発表後上昇、発言後上昇

シナリオ2同様、発表後は円安に傾くと予想。また追加利下げについては触れずにそのまま円安に流れていくと予想。

シナリオ4

・0.5%利下げ

・追加利下げには触れない

→発表後下落、発言後下落

7/20の出来事で0.25%利下げが大方の予想となっているだけに、0.5%の利下げを実施すれば大きく円高に傾くと予想。議長の発言で余程のことが無い限り円高の流れは変わらないと予想。

 

 <結果>

政策金利 結果
0.25%利下げ 円安(25銭程度)
発言 結果
追加利下げ示唆 変わらず横ばい

 

※Y軸固定でスクショを取るべきでしたm(__)m

 

政策金利が発表されたときに円安に振れた時点で終わったなと思いましたね。少しは円高に傾くと思っていたのでショートを二つ持っていたのですが、手放せなかったです。といっても、まだ米中の問題やイランとアメリカの問題が山積みなので円高に傾くこともあるだろうと思い損切はしませんでした。唯一の救いは発表直前に売り増ししなかったことですかね。次回は発表前、ノーポジで迎えたい!

 

では、今回発表された声明と議長の発言を以下に載せておきます。

 

<FOMC声明>

・6月会合以降に得られた情報によると、労働市場は依然として堅調で、経済活動は緩やかな上昇を示している

・ここ数か月の平均雇用者数は増加しており、失業率は低いまま

・家計支出の伸びは今年初めから上向いたように見えるが、企業の設備投資の指標は軟調だった

・前年同月比で見ると、全体のインフレ率と食料とエネルギー以外のインフレ率は2%を下回っている

・市場ベースのインフレは低い。調査に基づいた長期的なインフレ期待の指標はあまり変わっていない

・FF金利の目標誘導レンジの将来的な調整の時期と規模を決めるに当たり、委員会は最大雇用の目標と対照的な2%のインフレ目標との比較で経済状況の実績と見通しを評価する

ジョージ米カンザスシティー連銀総裁とローゼングレン米ボストン連銀総裁が反対票を投じ、金利据え置きを主張した

・委員会は法律上与えられた責務に従って、雇用最大化と物価安定の促進を目指す

・見通しについての不確実性が残る

・これらの不確実性とインフレ圧力の弱さを踏まえて、委員会は経済見通しに対する情報の影響を綿密に監視し適切に行動する

・保有証券の縮小を8月に停止、従来より2ヶ月前倒し

 

<パウエル議長の発言>

・利下げは下方リスクに対する保険

・利下げは物価2%目標達成を後押し

・米経済見通しは依然として良好

・FRBは低調な世界経済成長や通商政策巡る不確実性、インフレ抑制を懸念

・経済は長期間目標に近い

・我々は政策の中期調整として考えている

・足元の利下げ決定は利下げ局面開始とは異なる

・景気拡大が続かない理由はない

・政治的配慮は決して勘案しない

・バランスシート縮小は一貫性と単純さの問題

・一度きりの利下げだとは言っていない

 

 

 

情報量が多すぎて結局どういう状況なのか一発で分からないですね。ちょっと考えてみます。

声明文を読んだ感じ、今後の方針が定まっていないような内容にも思えますね。「見通しについての不確実性が残る」なんて書いてる時点で、この先急な方針転換があってもおかしくないですね。また今回金利の据え置きを主張した2名が今後どのような発言をしていくか、意見が変わるのか観察していく必要がありそうですね。

 

パウエル議長の発言を見ると経済が順調に進んでいると見て取れるのですが、最後の「一度きりの利下げだとは言っていない」という発言も気になりますね。これはアメリカが抱える問題(中国やイランとの関係)について、今後どうなるか分からないということなんでしょう。経済が順調にもかかわらず利下げをするということは今後も解決できる見込みがないと踏んでいるのではないでしょうか。

 

と、ある程度自分なりに考察が出来たところで今日は終わりにしておきます。